おのめのめ楽園 [改]

Never done before!

豚・ピッグ・ポーク

肉食女子ブームです。空前の。絶望的に。
ジバニャンも食べられちゃうんじゃなかろうか?ぐらいに。
しかも赤身ね赤身。欧米か!っていうくらいに。

「いきなりステーキ」で目の前で女性一人できてたわけ。
綺麗め系、28歳(当社比)、できる総合職風味の女子が
ステーキ300グラムを平らげていた。赤ワイン片手に。

惚れる!
なんなら添え物のコーンになりたい!
フォークの間から零れ落ちたい!

ライオンって、メスが狩りして、オス何もしなくていいじゃん。
もしかしてそんな時代来ちゃった?
百獣の王ならぬ、百獣のヒモ、目指せるんじゃねっつて。
でもね。
男子は肉じゃがとポテサラで感動するのに、女子は「肉」って。
なんっていうの。。。随分じゃないかと。
そりゃ、男だって肉食べたい!

そんな肉食女子ブームの中でも、なんだか陰の存在の「豚肉」

スペインバルブームの波に乗り、イベリコ兄さんがもてはやされたのも数年前。
いまや「あの人は今」シリーズでしかみかけない。イベ兄さん。
そして、金華姐さんや三元師匠の善戦むなしく、豚肉ブームはイマイチ飛べない。
飛べない豚はただの豚さって。言ってた!駿が言ってた!

しかし
しかしいま、豚を見直す時ではないかって思った。
いまこそ、豚に、日本に生まれたわが身に感謝してもいいんじゃないか?って。

そう、
イスラム国」

イスラム原理主義を組む彼らは決して口にしてはならない豚肉。
旧約聖書で禁じられて新約聖書で食べても良い!なんて気まぐれな差別に
甘んじている都合のいい豚さん。

イスラム教徒でも酒やギャンブルをする人はいても豚をたべるひとはいないとか。
宗教でここまで侮蔑された食べ物って無いんじゃないかって。
気の毒だ。あんまりだ。切ねえ。ぶーぶー。

牛や羊に比べて圧倒的な生産能力と、効率性。
幾多の大戦を支えてき兵量としての産業である養豚。

あなた、ちゃんと豚に感謝してる?

そんなコトがとても目からウロコの本。

『愛と憎しみの豚』 中村安希 著


Amazon.co.jp: 愛と憎しみの豚 (集英社文庫): 中村 安希: 本


ぜひ読んでもらいたいぐらい、豚の偉大さが分かります。

あと、どれだけ宗教と食生活が密接な関係があるのかを。
ほんと、無信仰な国に生まれてよかったわーって思う。
日本は神様を信じても、信仰が無いのがいいのかもね。

一神教って、強いけど狭い。

イスラム教キリスト教も、勝手よねって思う。
豚さんの気持ち、考えたことあんのか!っつて。

昔、親戚のおじさんが「牛は乳臭くって嫌い」って言ってて
鼻、おかしいんじゃないの?って幼心に思っていたけど
いま、ワタシ、その気持ちわかる!!
牛肉って、やっぱりちょっと乳臭い。
個人的には、豚肉の、あの甘い脂身と柔らかさが大好き。

ウクライナ地方には「サーロ」という豚の脂の塩漬けの料理があるそうで
薄切りをパンとトマトで挟んで食べたりするらしい。


神に感謝しながら食べたい。そう、豚の神様がいるならば。

▼写真は安くてベロベロニなれる至高の居酒屋
「四文屋」の煮込み飯。

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ねえ、なにこれ?びっくり旨すぎなんだけど!