映画館で会いましょう。
映画って一人で見に行きたい派?でしょ?ですよねーって。
最近映画見た?いいえ、DVDじゃなくってさ、
日曜洋画劇場じゃなくって、映画館で!
映画好きなんだけど、見に行けてないなーって。反省した。
でも映画の情報って、ほんと入って来なくなった。
びっくりするくらい。
鎖国してんの?ってくらい。
情弱なのかなって?疑うくらい。
でもtwitterとかで映画のはなし、ぜーーーんぜん流れてこないよ。
川越の映画館のつぶやきぐらい?
なに?なんで?キネ旬とか、買わないと入らんの?
この前、新宿に新しい映画館ができたって、聞いたわけ。
そんなことすら知らなかったんだけど
場所聞いたら新宿東口っつーから
ピンク映画館の老舗「国際劇場」が無くなることは知っていたから
そこに新しく映画館ができたんだと、そう思って
そんな跡地にできるとは感慨深いなぁ~って思いながら探した。
精子の跡地に映画の聖地誕生!なんつって言いながら探した。
ちがった、全然違った。
2軒隣ぐらいの勢いのビルの地下だった。
「シネマカリテ」
空いてるだろうなーっと思って甘く見てたら、地下すごいの。
通勤ラッシュかな~?ってくらい。
サザエさんのバーゲンぐらい。
もうカップルだらけ。右見ても左見てもカップル。
ババ抜きで場に出されたカードみたいに、みんなカップル。
ごめんね。僕ジョーカー。
ティム・バートン監督の「ビッグアイズ」の初日だった。
スクリーンも凄い小さい。
でも最前列でも映画見やすい距離感。あと前席との空間が
すこし他より余裕がある感じ?がいい。good。
予告編もいっぱい流れてて、いい感じだ。
「ビッグアイズ」
映画はどうだったか?って。
う~ん。いい映画だったよ。
でも僕はティムバートンからの業界に対しての警告!みたいに感じた。
どーしようもなく観客に媚びて商業的になりすぎた、映画に対して
この作品を通じて、文句を言っている気がした。
映画って、そーじゃねーだろ?
作品って、そーじゃねーだろ?って。
なんかね。そんな気がしちゃったんだ~。
目が大きい人のはなしかな?また白塗りの俳優とかでちゃう?って
思ったけど全然違うから。
ハサミが手の人も、チョコレートもでないからね。
ティムバートンってだけで期待するのはやめたほうがいい。
で、やっぱり映画館っていい空間だなぁ~って思ったわけです。
よし、携帯だって電源切っちゃうぞって。2時間世界が変わるぞって。
この本の影響もあるんだけど。
▼原田マハ 「キネマの神様」
Amazon.co.jp: キネマの神様 (文春文庫): 原田 マハ: 本
そう、映画のはなし。
前から気になって本は買っていたんだけどやっと読んだ。
読み始めたら一息だった。
面白いの。
映画好きにはたまらんの。
映画の奇跡を信じたくなる。
映画好きの駄目親父と、その娘の映画に対する愛のお話、って言うと
すごく詰まらなく聞こえるんだけど、自分の文才の無さに驚愕。
でも映画館で映画見たい!!!!って気になる。
そんな話だし、巻末の解説が「片桐はいり」さんってのもまた!
くぅーーー、いいね。大将!わさび効いてる!この赤身!
なんだか名画座とか単館系とか、見たくなった。
調べたら2月からキネカ大森で「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」って
「桐島、部活やめるってよ」と二本立てとか、激熱ブッキング。
このお正月明けのしばらくは、ちょっと映画あんまり見たいのないから
こういう名画座で楽しむのもあり。
映画館なら、誰にも邪魔されず、好きなだけ、泣いて、笑える。